朝の占いや雑誌、ネットなどでよく見かける12星座占い。
「おひつじ座のあなたは、猪突猛進で一本気!」
「うお座のあなたは、優柔不断で恋愛体質」
などなど、巷では色々と言われていますが、、、
違和感を感じませんか?
どんな違和感かと言いますと、例えば、私こと高峰京子はバリバリのおひつじ座です。
けれども、今まで生きてきて一度も「おひつじ座っぽいね!」と言われたことはありません。
当の本人も「全くもって、おひつじ座じゃないよな…。」と雑誌の星占いコラムをめくりながら、
首を傾げてしまう事態が起こっています。
そう。星占い当たっていない問題。
でも、これにはからくりがありまして。
実は、巷に溢れている星占いは、太陽星座のみで占う超簡単な技法でして、占星術のほんの一部を切り取っただけに過ぎないものなのです。みなさんがよく聞く「〇〇座」というのは、太陽星座の「一月生まれは、やぎ座かみずがめ座。」「十月生まれはてんびん座かさそり座」といったような、今現在の太陽の運行を黄道十二宮という輪っかのようなベルト型のものに当てはめて占っているだけですので、誕生日さえ分かれば、誰でも簡単に知ることができるものになっているのです。
本当は、太陽星座の他にも、月星座、水星、金星といった惑星の運行やアスペクト、ハウス、分割調波などなど…。たくさんの星やロジックを見ていく必要がありまして、元はとても複雑な占いなのです。
一説には、星占いの太陽星座はその人の性格に対して、30%くらいしか影響を及ぼさないと言われています。
30%ということは、3人中2人は星占いが当たらないということになります^^;ひぇ~。
では、なぜ当たらない占いが、ここまでメジャーな存在になりえたのか?
その理由は、「便利で簡単」だからという以上に、太陽星座に隠されているある秘密が鍵となります。
太陽星座の秘密とはなんなのでしょうか?
それは、「その人が本当になりたい姿」を、太陽星座が表しているからなんです。
例えば、すごく地味で目立たず、ぼっちなしし座の人がいたとします。
しし座は本来、「目立つこと」「場の中心にいること」「リーダー」でいたいと思います。
それなのに、現実は地味で控え目な自分…。すごく矛盾しています。
ただ、この人は「地味でぼっち」な自分ではなくて、「華やかでみんなに愛される」のが本当の自分だったり、なりたい夢の姿なんだと考えるのです。
しし座の人は本来、心のどこかにしし座的に生きたいと感じるものなのです。
3人中1人くらいは、自分らしさを発揮しているって考えるとなんとなく納得できる気がします^^;
ただ、実際にできるかできないかの違いだけだったりするのです。
星占いはそういった、人の深層心理や隠された欲求を決して押しつけがましくなく、さわやかに私達に教えてくれます。
星占いが当たっていない件も、「でも、いつか星占いが当たると感じれるようになる日が来るかもしれない」と日々の生活に張りや目標が出てきたとしたら、なんだか楽しくありませんか^^
世の中の星占いがもっと当たるようになる日が来るとしたら、きっと皆が自己実現をして平和で楽しく生きている…そんな世界になっているかもしれませんね。
そんな日が来るのを夢見て、星に願いを。
高峰京子