人間関係で気をつけたいのが
「ここまで尽くしたのだから、相手もきっと返してくれるはず」状態。
思い当たる節がある人もない人も(苦笑)
こういう精神状態のときって
相手はまず思い通りに動いてくれないんですよね…。
その思い通りにいかない状態が、ますます相手への執着を生んでしまって、想像していた方向とは逆にいってしまうことが多いです。
でも、「ここまでやってあげた」っていうきもち・・・
実は見返りを求めてしまっているんですよね。
見返りは、相手が変わる前提で、こうなってほしい自分の願望を託す行為なので
かんたんに言うと、期待です。
ではどうして期待の感情が厄介なのかというと
人がなにか期待するとき、無意識のうちに「ここまでしてくれて当然」という基準があるのですが、
そのレベルが満たされないと満足されないからです。
たくさん与えたのだから、たくさん返してくれて当然、心理です。
でもこれって、相手にとってみると、プレッシャーに感じることもあります。
たとえば、やろうやろうと思っていたことを他の人から「やってくれるよね(ニッコリ)」と
何度も何度も念押しされたら
ちょっと嫌になりませんか?
小学校の頃、宿題にとりかかろうとして、その直前に親から「宿題やりなさい」と言われた途端
ますますやりたくなくなってしまう気持ちと同じです。
基本、他人は思い通りに動かせない。
あなたの思いを裏切る存在です。
わかっているはずなのに、いつの間にか忘れがちな大切なこと。
私達は好きな相手のためにいろいろと努力して関係を縮めようとしたりしているうちに
無意識のうちに、「ここまでやっているんだから」と感じてしまうんですよね・・・。
LOVEPHANTOM状態・・・(B’zの名曲。分かる人には分かるはず。)
思いが、ほんとうの意味で報われる日はまだ遠いかもしれません^^;
ただ、私は見返りを求めている状態って、まだ発揮しきっていない力があるのではないかな?と感じたりします。
自分と他人は違う存在で
「私がしたいからそうするだけ。相手がやってくれたら、すごくうれしい」
くらいに感じられたら、自然と感謝の言葉も出てくるだろうし、良い距離感で付き合っていけるかもしれません!!
それでもモヤモヤした時には、いつでもおまちしています^^