天王星について触れる前に
今日はちょっとだけ占星術の歴史について触れたいと思います。
占星術では、水星、金星、太陽、月、火星、木星、土星の7天体だけでなく
天王星、海王星、冥王星といったいわゆる「土星以遠」の3天体を含めた合計10天体を使います。
というのも、土星までは肉眼でギリギリ見えるものなので、昔の人は7天体でしか占えなかったようです。
ところが人類の進化とともに科学技術も進み、
1781年にイギリスの天文学者ハーシャルが天王星を発見してからというものの
1846年に海王星、1930年に冥王星と
着々と人間の肉眼では確認できなかった天体が見つかり、それまでの占星術の常識を大きく覆すこととなります。
要するに、天王星はごく最近(といっても、200年以上経ってますが^^;)見つかった天体で
まだまだ私達が知らない、未知の領域があるということです。
天王星の意味は、「個性」。
考えてみれば、「個性」とか「オリジナリティー」という言葉や考え方って、つい最近広まったもの。
天王星が発見された1781年は、日本は江戸時代。
お侍さんがちょんまげをして女性が結婚したら歯を黒くしていたような、そんな時代。
一人の人間を重んじるなんて捉え方、お殿様とかよっぽどの選ばれた人間以外考えられなかったわけです。
農民や町民といった大体の人が、「自分とか何か?」なんて思う暇もなく生涯を閉じていきました。
だから、現代の私達がそんな生まれて間もない天王星の「個性」をうまく使いこなせないのは
ある意味、当然です^^;
特に日本は、右向け右・長いものには巻かれろ、精神の強い国です。
自分の個性や素を出したら、即刻、叩かれてしまいます(笑)
某掲示板で悪口を書かれたり、妨害されたり、敵が増えたりと
数えきれないほどの障壁が待ち構えているでしょう。
天王星の持つ「個性」を発揮するなんて、夢のまた夢・・・。
でも、やっぱり天王星という星の持つ力は偉大で
気づかない間に、自分の変わったところって、滲み出てしまっていたりするものなのです。
いっそのこと、開き直って受け入れてしまえればどんなに楽になるか(笑)
天王星の、別の意味に「チャレンジ」
というものがあります。
あなたは何に挑みますか?恋愛?仕事?自分自身?
占いで自分のことをもっと深く掘り下げてみたい人は、いつでもバランガンでお待ちしています^^