2017年2月14日火曜日

占いは芸術

「占いって、結局、なんなの?」



お客様だけでなく友人知人からも尋ねられますし、同業者同士でも話し合ったりします。




まやかし?オカルト?超常現象?怪しいですね。




統計学や科学と言う人もいますが、私個人の意見としては、なんとなくしっくりきません。




もし占いが統計学や科学だったら、再現性がなければいけません。




再現性とは何かというと、たとえばあなたがタロット占いをした時、同じ条件で同じ要素や要因で占った場合は、毎回まったく同じ結果が出せるとしたら、再現性があると言えます。




でも、そんなことってまず起こりません^^;



同じ相手の気持ちや今後であっても、出るカードは毎回変わりますし、結果だって微妙に変わってくるのが、実践の場でやっている者の感想です。




目で見える再現性が得られないとすると、



占いは科学ではない、という結論が導き出されます。





再現性が得られないものと言えば、この世にはたくさんあります。



例えば、一点物の陶器なども挙げられます。




作家のその日のコンディションや気候、ちょっとした手さばきなどで実際の出来上がりが変わってきます。



全く同じ作品を作ることは、いくら高い技術をもった人であっても、基本的にはできません。




占いもガラス細工と共通した部分があり、その時の感覚や直観で、鑑定結果がまったく違うものになったりします。




私は、占いは芸術だと考えます。




占い師は、作家で、お客様は、美術商です。




お客様にはできあがった作品(鑑定)を眺めて、何か感じとって(気づき)いただければ幸いです。




今後ともより良い作品をお届けできるよう、精進してまいりますので




変わらぬご愛顧を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。



高峰 京子